昨年は、同僚の鈴木誠也らと自主トレを行い、オープン戦、練習試合で好調を維持、6月19日の対DeNA戦(横浜)で6番・一塁手で6年ぶりの開幕スタメンで出場。この試合は無安打で結果は出せなかったものの、翌20日には4安打を記録。その後三塁手として主にスタメン出場。25日の対巨人戦では約3年ぶりの本塁打を放ち、一時は打率4割を記録した。その後、やや調子を落としたものの、111試合出場、打率.279、14本塁打、58打点、17盗塁と、キャリアハイの成績を残した。守備では両リーグワーストの18失策を記録してしまった。今年は失策数も減らし、更なる飛躍に大いに期待したいところです。
プロ入りまでの経歴
小学校2年時に豊田リトルで野球を始める。豊田市立崇化館中学校時代は豊田シニアに所属、投手兼遊撃手だった。国際大会で名古屋北シニアの補強選手として出場、この時、東北選抜との試合で菊池雄星と対戦。中京大中京高校に進学。1年春から投手としてベンチ入り。1年秋から2年夏までは一塁手のレギュラーに。 2年春には選抜大会出場。(試合出場なし)
2年夏は愛知大会で敗退。新チームの秋からエースで4番に、東海大会を全4試合完投。安定した投球で優勝しセンバツ出場。3年春のセンバツでは準々決勝で報徳学園に敗れベスト8。打率.584、4打点を記録した。
3年夏の甲子園ではエース、4番としてチームを牽引、打率.522、12打点、1大会通算最多タイの6二塁打を記録。多彩なテクニックと、強い足腰とバネ、冷静なプレイスタイルで、ベースボールサイボーグと呼ばれたりもした。日本文理高校との決勝では2ランホームランを放つなど、同校の史上最多7度目となる夏の甲子園優勝に大きく貢献した。
2009年のプロ野球ドラフト会議では、広島東洋カープから、内野手として2巡目で指名。背番号は『13』を背負った。
正に、野球の申し子といった素晴らしい経歴のプロ入りまでの歩みですね!カープファンの期待も大きいものだったに違いありませんよね。
プロ入り後の成績
初出場・初先発出場:2012年3月30日、対中日戦(ナゴヤドーム)、7番・三塁手で先発出場
初打席 同上、3回表に吉見一起から捕邪飛
初安打:同上、8回表に吉見一起から二塁打
初打点:2012年4月12日、対阪神戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、2回裏に安藤優也から適時打
初本塁打:2012年4月24日、対阪神(甲子園)、8回表にメッセンジャーからソロ
初盗塁:2012年6月5日、対日本ハム(札幌ドーム)、2回表に二盗
オールスターゲーム出場 3回 (2012年 – 2014年)
背番号
入団時、ニューヨーク・ヤンキースのアレックス・ロドリゲスのような選手になって欲しいという期待から、背番号はロドリゲスと同じ「13」に。
2013年、広島OB野村氏の現役時代の背番号で、2005年の引退以来球団の半永久欠番として扱われてきた「7」を、野村自身の「若手に渡してほしい」との申し出でこの年から「7」に。
プロフィール
- 生年月日 1991年8月17日(29歳) 出身地 愛知 身長 183cm 体重 92kg 血液型 A 投打 右投げ右打ち ドラフト年 2009年(2位) プロ通算年 12年 経歴 中京大中京高(甲)-広島
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2021年シーズン
昨季は開幕からヒットを量産し、7月終了時点で打率はリーグトップ。シーズン後半は失速したものの、8年ぶりに規定打席に到達する活躍をする1年となった。今季は年間を通して状態をキープ、自身初となる打率3割を目指し、開幕スタメン、レギュラー定着へ向けて猛アピール中だ。
まとめ
長らく息をひそめていた広島のプリンス、堂林選手。昨年は覚醒の年となり注目が集まったが、今年は更なる飛躍に期待したい。後半戦はすっかりルーキーの森下投手に注目を奪われてしまっていた為、是非とも、今年はシーズン通して注目されるように怪我無く頑張ってほしいところだ。そして、それが出来る選手だと、カープファンはきっと、みんな信じている筈だ。がんばれ!堂林選手。